2024/05/10 17:55

パターカバーの製作風景の続編。インナーから完成までを紹介します。

まずはインナーの切り出しから。アクリル素材のボア生地です。大きさは、縫い代があるのでアウターよりも1~2cm程度大きめに切り出します。切り出すときに、毛足8cmくらいの切りくずが散乱して掃除が大変。


次に裏側にカバー開閉用のマグネットを4か所取り付けます。

この写真、本当は載せたく無かったんですよね。理由は取り付けが汚いから。

ちょっと話がそれますが、パターカバー開閉って、ピン型でもマレット型でもマジックテープかマグネットの2種類が多いですよね。
僕はマジックテープの”ビリビリッ”て音が大嫌い。マグネット式の方が断然使いやすいのになんで全面採用されないのか不思議でした。
でも自分でパターカバーを作るようになって、なんとなく理由がわかってきました。その一つは、アッチコッチ引っ付いて扱いずらいから。1個目はまだいいんですが、2個目、3個目の取り付けとなるとマグネット同士が引っ付く、ちょっと気をゆるすとカバー全部が他の金属にくっついていたりします。なのでくっつかない様に注意しながらボア生地に固定するのが一苦労(あとは布地手縫いが苦手)。市販のカバーってどうやって縫い付けているのか?っていつも思うし、その技術もすごいなって思ってます。あとは値段が高いってことな?って思います。

製作風景にもどりますが、最後に保護用のウレタンを張り付けてインナーは完成です。アウターと合体ほやほやの写真も載せておきます。

と、ここで最重要パーツを忘れてました。カバーキャッチャー用の取り付け金具(Dカン)です。
外に見える部分は金具幅に合わせてやや細目で少し心もとないので、カバーに縫い付ける部分は幅広にして補強しています。
(見えないところも”こだわって”いますって宣伝ですけど)

最後は、アウターとインナーの縫い合わせ。ここでもマグネットがくっつき合わないよう注意して手縫いしてきます。集中しすぎて手縫い作業中の写真を撮り忘れました。
完成写真がこちらです。

当店で販売しているカバーと並べてみました。

形・色は同じでも文字が変わるだけで雰囲気がずいぶん変わります。
文字入れは比較的簡単なので、プレゼント用のメッセージやゴルフスタジオ、ショップのオリジナルロゴなと自由に文字入れできる
”オリジナルパターカバー”バージョンを現在、準備中です。興味ある方はもう少しお待ちくださいね。
以上 パター製作風景のご紹介でした。おわり