2024/05/09 17:34
先日、九州宮崎のフェニックスゴルフアカデミーの4日間スクールに”遊び”に行ってきました。
前にアカデミーにおられた井野プロが、昨年ゴルフスタジオ(HELLO GOLF)をオープンされたのでご挨拶のお土産と販促を兼ねてパターカバーをもっていきました。ついでに製作風景を撮っておいたのでご紹介します。
まずはアウターの切り出し。

裏側は、外周部分を薄く漉いておきます。先端部分は袋縫いでひっくり返すので形をよくするため、後端部はパイピング処理をするためです。

パイピング用の紐を張り付けて、革で覆ってパイピング終了。

続いて最重要の印字。スタジオ名の”HELLO GOLF”とロゴマーク、井野さんのイニシャルをレーザー刻印しました。
(”INO”を逆から読むと”ONI”=”鬼”コーチなるという”伝説”があるのでお遊びで印字してみました。

次に後端部にインナーとの縫い合わせ用の縫い穴をあけます。手縫いで縫ってありますって言うと”なんで”こんなにきれいに縫えるんですか?”て聞かれることがあります。布物を縫うイメージで革も縫っているのだと思っている方が多いようで、僕もレザークラフトを始める前はそう思っていて”すごい力で針を革に突き刺す”イメージでした。でも実際は、縫うラインを引いて、決まったピッチで針穴をあけていくので、実は布物の手縫いよりも断然きれいに縫えるのです(ただ、手間と時間がかかります)。

後は、先端分を袋縫いして、ひっくり返すとアウターパーツは”完成”。

今回はここまで、次回はインナー製作から完成までを紹介します。つづく